2kmに渡って、桜並木が延々と続く薄川。
自然豊かな場所で、川辺や桜の下でお話しをしたり、
ランニングコースとしても使われています。
また、この場所は90年代のドラマである「白線流し」のロケ地ともなった場所です。
今回は、薄川の桜並木について紹介します。
薄川は、松本駅からは1.7km程度。
松本駅から大通りを東に向かい、つきあたりのあがたの森公園で南に向かうだけ。
今回は、あがたの森公園より手前の松本秀峰中等教育学校のある交差点から南に向かい、
薄川緑地を含む4.4kmの道のりをまんべんなく撮影しました。
眺めのいい場所であることがおわかりいただけるかと思います。
中林橋から東の薄川緑地に向かいました。
この橋は地図を見る限り薄川緑地には該当しませんが、東西に桜並木が続いています。
写真中央に流れているのが薄川です。
後ろを振り返っても桜並木が続いています。
真ん中の白い山は乗鞍岳です。
川の両岸に桜が咲いています。
こんな風景が2km以上に渡って続いているのです。
車道と歩道が分離されているので、ランニングやサイクリングに最適です。
また、薄川北側(写真左)には路肩があり、
車を停めて桜の下でお花見している方もいました。
出発点からだいぶ移動しました。
山が近いので、ごくわずかですが登りになっています。
晴れ渡った空が実に心地よいものでした。
自然溢れる環境でドラマのロケに使われるのも頷けます。
「白線流し」は、フジテレビで放送されていたドラマです。
高校を卒業するまでの1年間をドラマにしたものであり、1996年の1月から3月にかけて放送されました。
酒井美紀・柏原崇・長瀬智也といったトップ俳優・芸能人の10代のころを見れるドラマなのです。
白線流しの「白線」とは、身につけているスカーフやハンカチ、ネクタイなどを、
1本に結んだもので、これを川に流すという行事です。
このとき、白線を流すのに使われた川が薄川。
残念ながら、この日は前日の雨の影響で川の水量が増え、流れが激しくなっていました。
薄川緑地の終着点まで行くと視界を遮るものが少なくなり、
北アルプスが見えやすくなります。
写真中央に真っ白な雪に覆われた常念岳がはっきりと見えています。
折り返しの橋を渡る途中で撮影しました。
先程の位置よりも北アルプスを見渡しやすく、絶好の撮影ポイントになっています。
松本市では、桜と雪という季節をまたいだ二つの景色が、わずかな期間だけ同時に楽しめるんです。
桜のピンクと雪山の白の対比は、やはり写真に収めてみたくなります。
川が増水していたことが唯一の心残りなのですが、
その代わりに雲一つないような青空の下で撮影ができました。
北アルプスに全く雲がかからずにくっきり見えるのも、なかなかない撮影チャンスです。
途中、同じように写真撮影をされている方を何人も見かけています。
出発点に戻り始めました。
この時期でも完全に雪に覆われている真っ白な乗鞍岳も綺麗です。
この日、実は春一番を思わせる台風のような強い風が吹いていました。
撮影時にも何度かよろけたほどです。
写真中央にピンク色に染まった山が見えます。
これが松本市の桜の名所の一つである弘法山古墳です。
この撮影地点からは、直線でも2~3km程度離れているのですが、
こちらも満開となっていたので、遠目でもはっきりとわかるほどでした。
弘法山古墳の記事はこちら
折り返してから、ちょうど薄川緑地の真ん中あたりまでやってきました。
行きは登りだったので、緩やかな下りが続いています。
ほぼ出発点まで戻ってきたので、最後はアップで撮影してみました。
いかがでしたか。
薄川の撮影ポイントは、まだまだいくらでもあります。
中でも一番のオススメは、やはり薄川緑地の東端からの撮影です。
北アルプスを背景に撮影ができるので、絶好のロケーションだと言えます。
今回撮影した時は川が増水していましたが、普段は透き通るほどきれいな水の流れる薄川。
お花見シーズンの薄川は、北アルプスと桜並木と薄川の素晴らしい風景が撮影できる場所なのです。
※撮影日:2017年4月18日
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