松本駅を通る篠ノ井線に乗って、二つ先にある島内駅のほど近くに、
松本市音楽文化ホールと隣に島内公園があります。
周囲は安曇野市からも近いのどかな住宅街。
桜の名所となると、見頃の時期はお花見客がいかにも殺到しそうなものです。
島内公園はお花見のちょっとした穴場で、公園の広場を取り囲むように桜が咲いています。
公園の脇に篠ノ井線が走っています。
桜を横目に電車が通り抜ける様はなんともノスタルジック。
松本市の中でも桜の名所として知られる城山公園やアルプス公園がすぐ近く。
島内公園から、城山公園の展望台が見えます。
視線を城山公園もう少し左(北側)のほうへ向けると、
アルプス公園の敷地内にある山と自然博物館の展望台も見えます。
城山公園もアルプス公園も、島内公園に比べて敷地が広く桜の数も多いので、
お花見のときは大変混雑しています。
島内公園は、ベンチに座ってゆったりとすることができそうなので、
一人旅などに向いているロケーションです。
そんなのどかな公園の隣にあるのが島内音楽文化ホール。
こちらは、OMFの会場としても使われています。
OMFとは「セイジ・オザワ松本フェスティバル」のこと。
元々は「世界のオザワ」と呼ばれる指揮者の小澤征爾さんが、
世界で活躍している同門を集めて記念コンサートを行ったものです。
それが、恩師の名を借りた「サイトウ・キネン・フェスティバル」で、2015年よりOMFとなりました。
また、世界的な音楽教育プログラムであるスズキ・メソードを考案した
鈴木鎮一先生(小澤征爾さんの恩師である齋藤秀雄先生と友人にあたる)の実家があるのも松本市。
こちらは、現在鈴木鎮一記念館として一般の方でも来訪することができます。
松本は3つのガク都(「学都」「岳都」「楽都」)というまちづくりを目指しています。
こういったところに音楽の街であることが伺えます。
賑やかにお花見するのもいいけど、たまにはじっくり桜を見てみたい。
そう思ったら、こんな公園でゆったりとした時間を過ごしてみるのもおすすめです。
いかがでしたか。
島内公園は、ひょっとしたら松本市の中でも周辺に住んでいる人にしか知られていないかもしれません。
お花見には、穴場とも言える場所なのです。
時間を忘れるほどゆったりと過ごしてみたいときや、
気ままな一人旅でちょこっと寄ってみるのもいいかもしれません。
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