信州を代表する食べ物と言えば、やはり「そば」。
松本では、そば処が一同に集まる信州松本そば祭りを実施しています。
地域に限定されるものではなく、会津そばや、はたまた北海道そばがあったりと参加者は全国区。
全国の手打ちそばが集まってくる様子は、10月に行われているだけに、
さながら神無月の出雲大社のよう。
松本城公園の敷地内をメインに、3日間に分けて行われるイベントで、
一部の道路が歩行者天国になるなど、最終日でもお客さんでぎっしり。
松本そば祭りは、そばの食べ歩きをコンセプトとしたイベントですが、
地元の特産品を扱う青空市や縁日屋台を思わせるようなお店もあったりと、
意外とジャンルは様々。
そばにまだ興味がないお子様のいらっしゃる家庭でも、
ソフトクリームや、焼き鳥、焼きそばといった馴染みのある食べ物なら、
子供に興味を持ってもらいやすいものです。
天守閣に登るのは有料であるものの、イベント開催中は本丸庭園が無料で開放されています。
松本城を写真に収めたり、そばといっしょに観光を楽しむ方々も珍しくありません。
この機に合わせたのか、外国人観光客もよく見かけます。
外食でそばを食べるのは、決して安いものではありません。
それでも、なんとかしてそばを食べたくて、自分で打ち始めるという方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
そば祭りでは、初めてのそば打ち教室など、自分で作ってみたいという初心者向けの企画も充実しています。
そばを作り慣れているのであれば、そば打ち認定大会で自分の力量を計ってみたいところです。
さらには腕自慢が集まる名人戦もあり、最終日には名人戦参加者が作ったそばを、
ひとくちそばにして無料で振る舞われます。
名人に教えてもらえるそば打ちコーナーは、人だかりができるほど。
自分でそばを作ることに、やはり高い関心が払われています。
名人戦や段位認定大会は、松本城公園内ではなく、
松本市中央体育館・Mウイングという施設内で行われます。
お祭り当日は、松本城周辺が大変混雑します。
駐車場からなかなか動けない、出られないこともあるので、
少し離れた近郊駐車場のほうが利用しやすいと言えます。
高速道路を利用して松本にやってくる場合、
松本IC近くにある合同庁舎から20分間隔で出ているシャトルバスに乗り換えることもできます。
詳しくは松本そば祭りHPをご確認ください。
松本駅から徒歩で行く場合は、15分程度で会場である松本城に到着します。
松本そば祭りは、出店ブースによっては非常に混雑し、中には長い行列を作っているお店もあります。
普段はなかなか食べることのできない地域のそばを、食べ比べてみることもできるチャンス。
そばを堪能しながら松本城を観光してみてはいかがでしょうか。
※取材日:2017年10月9日
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