松本市街地から車で1時間ほどで行ける美ヶ原高原は、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳中信高原国定公園の最北にある日本百名山のひとつ。
標高2034mの頂をもつ美ヶ原最高峰「王ヶ頭」を筆頭に、標高2000m付近に広がる一帯を「美ヶ原高原」と呼んでいます。
美しの塔
(写真提供:長野県観光機構)
美ヶ原の濃霧による遭難対策の一つとして霧鐘を備えた避難塔が立てられました。
それが美ヶ原高原のシンボル「美しの塔」です。
約6mの高さで、日本一大きな文字碑と言われています。
塔の南面には美ヶ原を愛した自然詩人・尾崎喜八氏の「美ガ原溶岩台地」が、北側には美ヶ原の登山道を整備した功労者 山本俊一翁の顔のレリーフが埋め込まれています。
王ヶ頭
(写真提供:長野県観光機構)
美ヶ原高原の最高峰、王ヶ頭は標高2,034mに位置します。
一帯は平坦な地形で、周辺には各種電波塔が並び、重要な中継地点となっています。
6月〜9月ころには200種類以上の高山植物が咲き誇ります。
王ヶ鼻
(写真提供:長野県観光機構)
王ヶ頭から20分ほど歩いたところにある王ヶ鼻は、標高2,008mで美ヶ原台上の先端部です。
天気の良い日には富士山も見え、眼下には松本市、その後ろに北アルプスが一望できる絶景のビューポイントです♪
王ヶ鼻は美しの塔から徒歩で約1時間ほど、美ヶ原スカイライン側からだと徒歩約30分かかります。
美ヶ原高原美術館
美ヶ原高原美術館は、日本で一番標高の高い屋外展示型美術館です。
4万坪の高原に350点あまりの国外アーティストが手掛けたユニークでスケールの大きい現代彫刻が展示されます。
敷地内には「こども美術館」もあり、小学生以下の子供たちが自由に中に入って遊びながら、造形の面白さを肌で感じられる作品があります。
美ヶ原牧場
美ヶ原高原美術館~美ヶ原自然保護センターの両側に広がる美ヶ原牧場は400haの広大な草原に300頭ほどの子牛や馬が放牧されます。
放牧の期間は5月下旬〜10月中旬まで。
観光牧場とは違い、牛舎などはないので、子牛たちが草を食べているのどかな風景が広がります。
美ヶ原自然保護センター
美ヶ原自然保護センターは1993年に開館しました。
美ヶ原の植生・野生動物の生息種などの環境を知ることができる展示室を備えた施設で、自然保護の必要性と散策時に注意すべき事などを知ることができます。
利用料・駐車場無料で、売店もあります。
天体観測イベント
美ヶ原高原は全国有数の人気星空スポット。
標高2,000mで澄み切った空気の美ヶ原高原では、地平線まで広がる満天の星空を満喫できます。