雨の日でも、松本市を見て回ることは思うよりも簡単です。
松本市中心部の観光スポットに合わせて乗車ができるタウンスニーカーがあるからです。
松本市は、松本城だけでなく市内のあちこちに博物館もあります。
500円の1日乗車券を購入すれば、これらの博物館で割引を受けられます。
東西南北の4コースのうち、今回は北コースで回れる観光スポットを紹介します。
スケジュールは以下の通り。
11:30 松本駅お城口でタウンスニーカー北コースに乗車
↓約5分
11:35 大名町で下車
↓周辺でランチ
12:35 大名町で乗車
↓約3分
12:38 松本城到着
14:23
↓約3分
14:26 旧開智学校・旧司祭館到着
16:26
↓約11分
16:37 松本駅お城口着
時刻表の詳細はこちらをご確認ください。
http://www.alpico.co.jp/traffic/matsumoto/townsneaker/course/north.php
松本城のすぐ南側に広がるオフィス街が大名町です。
江戸時代のこのあたりは、外から見ることのできなかった松本城の三の丸に相当する
地域で、武家屋敷が立ち並んでいました。
大名町通りには蕎麦屋があったり、
また、下車した目の前には江戸時代の城下町を復元したなわて通りがあって、
そのあたりでもランチを選ぶことができます。
この大名町で下車してから歩いて松本城へ行くこともできますが、
タウンスニーカーが松本城太鼓門(松本城・市役所前)に到着する前に、
上土通りという場所を通過します。
ここでは大正時代の雰囲気を残す西洋風の建物が残されています。
周辺は飲食店が比較的多く並んでいるため、こちらで食事を探すという手も。
上土通りの詳細記事はこちらから。
たとえ雨が降っていたとしても、
せっかくだから国宝松本城は見ておきたいところではないでしょうか。
晴れ渡っていれば眺めのいい北アルプスといっしょに写真撮影することもできますが、
雨でも威風堂々した城の姿を観ることはできます。
加藤清正公の駒つなぎの桜がある本丸御殿を含め、松本城内に入るには入場料(610円)が必要です。
松本城公園自体は無料で入れるため、ぜひ優美な姿を写真に収めておきたいところですね。
松本城で写真を撮るなら、次のアングルでの撮影がおすすめです。
松本城から旧開智学校・旧司祭館まではタウンスニーカーで約3分。
徒歩でも10分もあれば十分到着できる程度の距離です。
旧開智学校は入場料金(大人300円)がかかりますが、
タウンスニーカーの1日乗車券があると50円割引になります(旧司祭館は無料)。
こちらは旧司祭館。
どちらも洋風建築に見えますが、旧開智学校は擬洋風建築という様式です。
この建築スタイルが生まれたのは、技術、材料、輸送手段が普及していなかったにも関わらず、
それでも住民の期待に応えるために、創意工夫をする必要があったためと思われます。
つまり、和風の建築技術で洋風建築の再現を試みたようなものです。
ないない尽くしの中で、匠がどのように西洋建築を再現しようとしたのかが、
擬洋風建築の見どころであると言えます。
旧開智学校と旧司祭館は、まとめてみても
1時間程度で十分見られるので、15:26で乗車してしまうという方法も考えられます。
その場合、1時間早い15:37には松本駅お城口まで戻れるので、
近場でどこかウィンドウショッピングをしてみるのもいいかもしれません。
雨の日でもタウンスニーカーに乗車すれば、松本観光は十分にできます。
ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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