(※写真提供 りんご音楽祭2017)
二日間、朝から晩に渡って行われるりんご音楽祭。
松本に大都会以上の魅力を感じた「瓦RECORD」代表の古川陽介さんが、
その魅力を伝えるために、2009年に個人で主催したことがきっかけです。
松本を盛り上げたいという思いや、松本の魅力に共感した方たちが集い、
今や全国から500名近くのアーティストが参加する一大野外フェスティバルに発展しています。
松本市アルプス公園北側の森の入口広場を中心に、
複数のステージが設置され、各場所でアーティストが演奏を始めます。
DJ、セッション、バンドなどあらゆる音楽が集まるりんご音楽祭を尋ねてみました。
りんご音楽祭に合わせて、松本駅からは臨時のシャトルバスが運行しています。
車でアルプス公園に向かう場合、朝9:30からスタートすることもあり、
例年午前中には駐車場が埋まってしまうほど。
県外ナンバーの車もよく見かけることからも、
全国各地から注目を集めるイベントであることが伺えます。
この日は、松本市と安曇野市の境目付近にある平瀬口の臨時駐車場から会場入りしました。
平瀬口の臨時駐車場からはタクシーを利用します。
このルートでは会場であるアルプス公園が山の上ということもあり、
道中で安曇野の風景を眺めることができます。
移動の詳細については公式HPをご確認ください。
http://ringofes.info/access/
(※写真提供 りんご音楽祭2017)
松本市アルプス公園は、山一つ分まるまる公園になっているような規模の大きい自然公園です。
その中でも公園北側にある「森の入口広場」を中心に、半径100メートルほどの範囲内に各ステージが分布しています。
この日は、あいにくの曇り空。
しかし、直射日光が避けられてむしろ快適なくらいでした。
自然豊かな森に包まれた野外ということもあって、アーティストも気兼ねなく歌い、演奏しているよう。
相当大きな音を出すときもありますが、互いのステージが干渉されることはなく、
かといってステージ同士が遠く離れすぎていないほどよい距離感を保っています。
もちろん各ステージや演奏するアーティストによって、ステージの雰囲気ががらっと変わることも。
(※写真提供 りんご音楽祭2017)
いち早く演奏が開始されたステージでは、早速お客さんが集まっていました。
お目当てのアーティストがいなかったり、わからなくても、
純粋に音楽を楽しむために各ステージを練り歩いてみる面白さもあります。
気に入ったステージで足を留め、演奏に耳を傾けるのも、
各ステージを聴き比べてみるのも思いのまま。
リラクゼーションのお店も出店しているので、
歩き疲れたらゆっくり癒やしてもらうのもいいかもしれません。
(※写真提供 りんご音楽祭2017)
りんご音楽祭は7つのステージに分かれて、演奏が行われます。
各ステージは、「りんご」「そば」「わさび」「おやき」などの、
長野の名産にちなんだ名前が付けられていることが特徴的。
そのステージに、家族連れ、カップル、友達同士、一人旅でなど、
様々なお客さんが県内外からやってきます。
(※写真提供 りんご音楽祭2017)
演奏が始まると、その場の雰囲気を自然とみんなで共有するように、
音楽に合わせてリズムを取ったりする方も珍しくありません。
上記の写真は、打楽器のリズムから生まれる力強い音が大きな魅力。
ステージに近づくほど「ドンドン!」という空気の振動が、全身を通して伝わってきます。
それはもう、耳で聴いているというより、身体で体感しているという感覚です。
このような体験ができるのも、やはりライブならではだと感じました。
2日間で出演したアーティストは、以下を参照ください。
<9月23日(土)出演・ステージ別あ→ん順>
■りんごステージ■
OGRE YOU ASSHOLE
C.O.S.A. × KID FRESINO
CHAI
TOWA TEI
トクマルシューゴ
どついたるねん
New Optimism(ハトリミホ from CIBO MATTO)
野宮真貴 × 斎藤ネコ × Watusi(COLDFEET) × ヴィーナス・カワムラユキ[しぶや花魁 presents 渋谷系セッション]
Michael Kaneko
峰村慶太朗
■りんごステージ・サブブース■
あっこゴリラ
FDFANTA汁CHILLSTASKI(HIPHOP最PSY高CORE会議)
佐伯誠之助
DJ HASEBE
FUNLETTERS
よいまつり
■そばステージ■
Kan Sano
XTAL(Traks Boys、(((さらうんど))))
GOCOO+GoRo
櫻井響
落日飛車 Sunset Rollercoaster(from 台湾)
CICADA
sorto&nodo
Churashima Navigator
ザ・なつやすみバンド
harikuyamaku
mabanua
DJ YOGURT
ラビラビ
■おやきステージ■
DJ EYヨ(BOREDOMS)
ILLICIT TSUBOI & なかじまはじめ
okadada
Campanella × RAMZA
CRZKNY
SIMI LAB
STUTS
仙人掌
ZEN-LA-ROCK
テクノウルフ
DJ HIKARU
DJ moe
RAMZA
Licaxxx
ローホー
SNEEK PIXX【VJ】
■わさびステージ■
碧みき
irummi
ENTH
岡沢じゅん
all about paradise
Car thief school
the circus
ささきりょうた
笹口騒音オーケストラ
太陽のくしゃみ
TANGINGUGUN
ながとろ
ナツノムジナ
NAMUAMEN
NINJAS
YOKOYURE
■わさびステージ・サブブース■
carin(虹色J●POP)
DJ JUN(samsara)
ズンドコショーゴ
テンション花車
DJ NICO
DJ YUKI
riko(MARKING RECORDS)
■きのこステージ■
GURAGURA[Hair Stylistics a.k.a 中原昌也/XTAL(Traks Boys、(((さらうんど))))/so/BAb1A]
HOMEALONE[DJ HIKARU/ Mr.マジック・バジャール a.k.a カレー屋まーくん]
JOY RIDE[okadada/OG from Militant B/矢車]
THEBLACKDOOR[CMT/Shintaro/YU(SWELL)]
ALi【Lighting】
カヲリキッド【Liquid Lighting】
■レッドブルメガステージ■
OBRIGARRD
KIRAYAMA(Record & Music Bar “on”、Ku’damn)
Sakiko Osawa
SINKICHI(Churashima Navigator)
TSUTCHIE(SHAKKAZOMBIE)
PARKGOLF
MATTY
DJ MITSU(nobodyknows+)
Licaxxx
Watusi(COLDFEET)
■いなごステージ■
逢根あまみ&おだ犬(終末トラベラー)【TALK:昭和遺産ラブホテル】
かさご(SOCORE FACTORY)【TALK:怪談】
金原みわ(珍スポトラベラー)【TALK:珍スポット】
けんちん(団地愛好家)【TALK:団地】
佐伯誠之助【TALK:人生】
シカク(変な本屋)【TALK:ミニコミ寄席】
スズキナオ(ライター)【TALK:酒】
だみあん君(廃墟写真家)【TALK:廃墟】
徳谷柿次郎(ジモコロ編集長)【TALK:ウェブメディア】
原田ちあき(漫画家)【TALK:てきとうタロット】
パリッコ(ライター)【TALK:酒】
ぼく脳(芸人)【パフォーマンス】
松原タニシ(事故物件住みます芸人)【TALK:怪談】
村田らむ(ルポライター)【TALK:ホームレス、樹海、ゴミ屋敷】
UC(日本給水党党首)【TALK:団地】
ina takayuki【Live Painting】
■神出鬼没■
G.G.C[NAO CHA CHA CHA × ダーリン.saeko × Yacheemi(餓鬼レンジャー)]【DANCER】
■ログハウス■
VJ mitchel in 光線クラブ【VJ】
■休憩広場■
handmade candle lifart…【凸】<9月24日(日)出演・ステージ別あ→ん順>
■りんごステージ■
うさぎのみみっく!!
踊ってばかりの国
サイプレス上野とロベルト吉野
ZAZEN BOYS
田島貴男(ORIGINAL LOVE)
D.A.N.
tofubeats
MONO NO AWARE
ゆるめるモ!
Yogee New Waves
■りんごステージ・サブブース■
MCウクダダとMC i know
掟ポルシェ
Keigo(ヒューマンビートボクサー)
クリトリック・リス
せのしすたぁ × YOCO ORGAN
むぎ(猫)
モーリー・ロバートソン
■そばステージ■
asuka ando
雨ふらしカルテット
ヴィーナス・カワムラユキ feat. 斎藤ネコ
大比良瑞希(Band Set)
CAT BOYS
DJ KRUSH
jizue
G.RINA & Midnight Sun
Slow Riddim & Good Times
ディープファン君
田我流
DJ HASEBE
BLACKSMOKERS[KILLER-BONG×JUBE×BABA×YAZI×CHI3CHEE×ROKAPENIS]
MACHINA
DJ YOGURT
■おやきステージ■
川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)
Campanella
KURANAKA a.k.a 1945
SUGIURUMN
dj sleeper(りんご音楽祭、Record & Music Bar “on”、瓦RECORD)
Seiho
チプルソ
Twinpeaks[DJ YAZI × Haruka]
唾奇 × Sweet William
DJ NOBU
バケツドラマーMASA
DJ MAMEZUKA
ゆるふわギャング
RITTO × 4号棟
呂布カルマ
SNEEK PIXX【VJ】
■わさびステージ■
石田千尋
花魁少年※出演キャンセルにより、急遽「AND LORELEI」が花魁少年の出演枠で出演します。
ガラクタカンパニー
ダイバーキリン
Tempalay
ニイタカヤマ
ノンブラリ
The Hypes
Have a Nice Day!
プププランド
HELLHEAD
みずすまし
雄大
路地
The Wisely Brothers
■わさびステージ・サブブース■
折橋栄一(Momentom)
carin(虹色J●POP)
DJ JUN(samsara)
ズンドコショーゴ
テンション花車
DJ NICO
花形ハヤシ
DJ YUKI
■きのこステージ■
三茶番外地[DJ MAYURI(metamorphose)/Omega f2;k/ebatee&knak28/AOSHO]
Ku’damn[SUGIURUMN/DJ TASAKA/KIRAYAMA(Record & Music Bar “on”)/DJ KIM]
Gift[asuka ando/ALTZ/YA△MA/RAIJIN/NAO*/YOTTU]
ALi【Lighting】
カヲリキッド【Liquid Lighting】
■レッドブルメガステージ■
iSOP
UZOMEKI DJz(tottaka&NOBUMITSU)
OG from Militant B(JOY RIDE)
DJ TASAKA
DRAMATICBOYS(秘境祭)
Hayakumo Kengo
Mr.マジック・バジャール a.k.a カレー屋まーくん
モーリー・ロバートソン
YANMAH
WSZ80 a.k.a LEF!!!CREW!!!
■いなごステージ■
逢根あまみ&おだ犬(終末トラベラー)【TALK:昭和遺産ラブホテル】
掟ポルシェ【TALK:人生】
金原みわ(珍スポトラベラー)【TALK:珍スポット】
クリトリック・リス【TALK:人生】
けんちん(団地愛好家)【TALK:団地】
佐伯誠之助【TALK:人生】
シカク(変な本屋)【TALK:ミニコミ寄席】
スプーンアート店長 松原弘己(スプーンマン)【パフォーマンス】
だみあん君(廃墟写真家)【TALK:廃墟】
徳谷柿次郎(ジモコロ編集長)【TALK:ウェブメディア】
原田ちあき(漫画家)【TALK:てきとうタロット】
ぼく脳(芸人)【パフォーマンス】
村田らむ(ルポライター)【TALK:ホームレス、樹海、ゴミ屋敷】
UC(日本給水党党首)【TALK:団地】
よいまつり【TALK:銭湯】
ina takayuki【Live Painting】
■神出鬼没■
ダーリン.saeko【DANCER】
Yacheemi(餓鬼レンジャー)【DANCER】
■ログハウス■
VJ mitchel in 光線クラブ【VJ】
■休憩広場■
handmade candle lifart…【凸】<RINGOOO A GO-GO 地域別あ→ん順>
Car thief school(札幌)
雨ふらしカルテット(青森)
雄大(埼玉)
石田千尋(東京)
all about paradise(東京)
MACHINA(東京)
ディープファン君(東京)
路地(東京)
花魁少年(神奈川)
sorto&nodo(神奈川)
バケツドラマーMASA(神奈川)
HELLHEAD(神奈川)
FUNLETTERS(山梨)
AND LORELEI(松本)
峰村慶太朗(長野)
碧みき(愛知)
ながとろ(石川)
irummi(京都)
ガラクタカンパニー(京都)
ダイバーキリン(大阪)
YOKOYURE(大阪)
the circus(徳島)
うさぎのみみっく!!(福岡)
NAMUAMEN(福岡)
The Hypes(那覇)<ORGANIZER>
dj sleeper(Record & Music Bar “on”/瓦RECORD)過去の出演者などはこちらを参照ください。
http://ringofes.info/history/
(※写真提供 りんご音楽祭2017)
飲食物の持ち込みは禁止されていますが、会場では多数の飲食店が出店しています。
お祭りでないと食べることがないような出店が並んでいるので、現地で食事を楽しめます。
公園内にはトイレも十分設置されているので心配はありません。
りんご音楽祭に出かけるなら、折りたたみ式の椅子や敷物があると便利です。
休憩スペースも用意されているので、ゆっくりくつろぐこともできます。
おみやげに公式グッズを購入していくのもいいかもしれません。
音楽祭をより楽しむなら、前・中・後夜祭も行っているので、
カップルで出かけると一緒に盛り上がりそうです。
(※写真提供 りんご音楽祭2017)
松本市は、教育の「学都」、山岳の「岳都」、
そして音楽の「楽都」という3つの「ガクト」の街として発展しています。
りんご音楽祭は楽都松本を舞台に、全国からアーティストの集まる秋の一大イベントとして、
よりいっそう発展していくことが期待されます。
様々なジャンルの音楽が集まっているので、老若男女問わず誰でも楽しむことができるイベントです。
ライブ会場の空気を直に感じ取ってみてはいかがでしょうか。
※取材日:2017年9月23日
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