実話を基にした「さよなら、クロ」。ロケ地は松本のどこが使われた?

「さよなら、クロ」は2003年に上映された妻夫木聡さん主演の映画です。

この映画は、1960年代の松本深志高校での実話に基づいてます。
学校に迷い込み、そのまま住み着くようになった犬「クロ」と、
学校の職員や生徒たちとの交流を描いた物語です。

「さよなら、クロ」では松本市のどんな場所がロケ地として使われたのでしょうか。

クロが実在していた学校を含め、
歴史のある場所がロケ地として使われていたことがわかりました。

「さよなら、クロ」のロケ地で使われた場所を紹介します。

松本深志高等学校
松本深志高等学校

松本深志高校は、明治8年(1876年)に設立された旧制松本中学校を前身とする
歴史と伝統のある学校です。

「さよなら、クロ」では、深志高校という実名ではなく「秋津高校」という名前で登場。
これは、校章であるトンボの異名が由来となっています。

見どころは、やはりノスタルジックな風格のある建物。
東大の安田講堂をモデルにしたという管理普通教室棟は、
国の登録有形文化財に指定されています。

松本市を舞台としたドラマ「白線流し」では、
同じ松本市にある松商学園がロケ地として使われていますが、
実は、この白線流しのモデルとなった学校は松本深志高校だと言われています。

白線流しは「松本北高校」という架空の学校が登場しますが、
これは、深志高校が松本市の中心地である松本駅から北に2kmの場所にあるからかも…。

平成29年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でも、
松本深志高校はロケ地として登場しています。

舞台やロケ地として使われる深志高校までバスで行くなら、
200円で松本市街地中央部の北市内線西まわりに乗車します。

詳しくはアルピコ交通のHPよりこちらをご確認ください。
http://www.alpico.co.jp/access/matsumoto/
http://www.alpico.co.jp/access/matsumoto/pdf/kitasihnai20151201.pdf
二つ目のPDFファイルを見ると、「松本駅お城口」「バスターミナル北」「飯田町」と
乗り場が続きます。
もう少し下を見ていくと、「元原町」「沢村」「蟻ヶ崎北」と続き、「深志高校前」が見つかります。

校舎を見た帰りは、住宅街を歩いて旧開智学校や松本城を見に行くことも可能です。

正麟寺
正麟寺

深志高校から南西の方角にある正麟寺(しょうりんじ)。
桃山時代に建てられたという歴史ある正麟寺は、
小高い丘の上にある城山公園の麓に位置しています。

城山公園は、松本市の桜の名所の一つとして知られている公園です。
松本市を見渡すことができる城山公園はお花見にもぴったり!

お寺の墓地には、「男装の麗人」と呼ばれた川島芳子さんのお墓があります。
松本藩士の故川島浪速翁の養女となった川島芳子さんは、出自は清朝の王族です。

松本市の浅間温泉に住み、松本高等女学校(現松本蟻ケ崎高校)に馬に乗って通学していたなど
逸話が残されています。

また、松本市歴史の里では川島芳子さんの記念室をみることもできます。

旧開智学校
旧開智学校

重要文化財である旧開智学校は、明治初期に建てられた擬洋風建築の建物です。

旧司祭館
隣には純洋風建築の旧司祭館もあります。

一見すると同じ建築物のように見えるのですが、両者は全くの別物。
例えば、旧司祭館では土台が煉瓦になっていますが、旧開智学校では漆喰を煉瓦に見えるように作られています。

当時、文明開化の新しい時代の象徴として、洋風に似せた擬洋風建築が盛んに作られていました。

しかし、煉瓦などの洋風建築に必要な資材は、
精製の知識を持った外国人の指導による官営事業を中心に作られていました。
つまり、一部の地域でしかまだ普及していなかったと思われます。
また、重い煉瓦を入手できても鉄道がないため、どのみち輸送手段がないという状況だったのです。

それでも新しい時代への希望として、住民の期待を一心に背負っていました。
そこで匠は、調達できる和風の資材で洋風を再現するという建築スタイルを試みたのでしょう。

旧開智学校には随所にこういった工夫が見られます。

旧開智学校から松本城が見えるため、
両方訪れるという方が多いようです。

いかるが乃里(ランチ)
いかるが乃里

松本城からさらに南に向かうと、
縄手通りと四柱神社にたどり着きます。

四柱神社は、全国でも異例なほど徳の高い神様が祀られているパワースポット。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
願いごとを叶えてくれる!主祭神の神徳が大変高い四柱神社とは?

四柱神社を境内を抜けた先にいかるがの里があります。

いかるがの里は、創業50年以上という老舗のお好み焼き店。
家族で経営するアットホームなお店で、昔ながらの懐かしい味を楽しめます。

一人でも気軽に入れるので、ロケ地巡り兼腹ごしらえをするにもぴったり。
店のすぐ南側には縄手通りがあるので、食後にちょっと散歩してみるのもいいかも。

 

あがたの森文化会館
あがたの森文化会館

松本駅から東に一直線につきあたりまで向かうとあがたの森公園があります。
駅からは徒歩15~20分程度。

元は旧制松本高等学校の敷地だったこともあり、東西300メートル、南北200メートルほどの
広い公園となっています。

あがたの森文化会館は、当時の校舎をそのまま保存したもので、
講堂なども残されています。

文化会館の隣には、旧制松本高等学校記念館もあり、
当時のエリート学生の生活風景がどのようなものであったのかを観ることができます。
どんな学生生活を送っていたのかは、こちらの記事に注目!
昔の学生の生き方は何事もアグレッシブ!?松本市旧制高等学校記念館

普段は物静かなで落ち着いた公園ですが、
全国から工芸士が集まる5月のクラフトフェアの会場になるなど、
イベントで使われるときは大変賑わいます。

自然環境の整った公園で、ロケ地としてもよく使われている場所です。
松本市を舞台にした高野苺さんの漫画「オレンジ-orange-」でも用いられてます。

漫画「オレンジ-orange-」1、2巻の表紙に、あがたの森のベンチがカットとして出てきます。
長野県松本市が舞台の「orange」ロケ地を巡るおすすめコース

 

いかがでしたか。

今回紹介しているロケ地は、どこも歴史のある場所です。
趣のある建物が揃っているので、ぜひ写真に収めてみては?

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