安曇野|雨の日も親子連れで楽しめる!「安曇野ちひろ美術館」
東京にある「ちひろ美術館」の開館20周年を記念して、
1997年に建てられた「安曇野ちひろ美術館」
両親が安曇野出身である画家のいわさきちひろさんの作品や世界の絵本画家の作品など
絵本に関する資料を展示する美術館で、北アルプスがまわりを囲うロケーション抜群の場所にあります。
いわさきちひろさんの作品といえば、子どもの絵を淡くやさしいタッチで描かれる画風で有名です。
生涯のテーマとして子どもの絵を描き続けました。
青春時代に戦争を経験し、絵を通して「平和の大切さ」を伝えています。
美術館といえば、大人が行くところと思われがちですが、
安曇野ちひろ美術館は子どもも楽しめるコーナーもたくさんあり、
親子連れで、雨の日でも楽しめる美術館です!
安曇野ちひろ美術館がどんな美術館なのかご紹介します♪
やさしいタッチの作品にあたたかみのある空間
館内は5つの展示室があり、展示室1ではいわさきちひろさんの代表作や絵本の原画など
作品の全体像が紹介されています。
2017年3月1日〜5月9日までの期間は開館20周年記念Ⅰとして
「高畑勲がつくるちひろ展 ようこそ!ちひろの絵のなかへ」が開催されていました。
いわさきちひろさんの絵に魅了された高畑勲監督が選んだ数点の作品を
高精細の複製技術で拡大された絵の展示を見ることができました。
作品名:夕焼けと少女 The Girl at Sunset
展示室内は基本的に写真撮影不可ですが、展示室1の中にある拡大されたこちらの作品は撮影可。
この作品の縦の長さは約2メートルと背丈以上でとても大きい!
作品名:海とふたりの子ども Two Children and the Sea
絵の前でじっくりと眺めているとまるで絵の中に入り込んでいるかのような気分になります。
作品名:落書きをする子ども The Children Scribbling on the Wall
現代の複製技術のすばらしさと、拡大することにより
かすれやにじみなども含め絵の持つ本物の魅力を感じられる展示でした。
この展示は終わってしまいましたが、他にもいろんな企画展があります。
開館20周年記念の年間スケジュールはこちら
展示室を出ると館内には中央に中庭があり、中庭を囲うようにチェアがあります。
開放感がありとても気持ちいい!
敷地内にはテラス席も多くあります。
子どもが遊んで学べる空間がたくさん!
館内には、赤ちゃんや小さいお子さん向けの本やおもちゃで遊ぶことができる
子どもの部屋や、授乳室、
国内外の約3,000冊の絵本を読める絵本の部屋があったりと
お子さま連れでも安心の空間がたくさんあります。
そのひとつに、トットちゃん広場に関連して、電車の教室の一部を再現した
トットちゃんの部屋があります。
2017年7月23日に同敷地内にオープンした「食」「農」「いのち」を体験的に学べる公園。いわさきちひろさんの絵で描かれる『窓際のトットちゃん』(ちひろ美術館館長 黒柳徹子・著)の物語にちなみ、公園内には長野電鉄から譲り受けた車両をトモエ学園の電車の教室として再現されています。車両内には約500冊の本があったり、再現された教室の風景を見ることが出来ます。
親子で楽しめる「オリエンテーリングマップ」がありました。
中はこんな感じ。
美術館の敷地内を回りながらトットちゃんの世界を体験できます。
となりのスペースには絵本を読んだり、くつろげる空間もあります。
これはのぞき箱
なにが見えるかな??
館内にはカフェもあり、敷地内にあるトットちゃん広場では色々な体験ができるので
半日くらいかけてゆっくりできそう。
雨の日でも!親子連れでも楽しめる「安曇野ちひろ美術館」へ足を運んでみてください♪
撮影日 2017/5/8